2017年5月26日、ソフトバンクからソニーの「Xperia XZs」が発売されました。「今回は買いなの?買いじゃないの?」という部分について賛否両論ありますが、個人的に買いだと思います。
ただし、今回発売されるソフトバンクの「Xperiaシリーズ」は1機種のみで、「Xperia XZs」より一回り大きいサイズの「Xperia XZ Premium SO-04J」はdocomoのみ発売となります。
現在使っている機種がXperiaZ3、XperiaZ4、XperiaZ5のサイズで問題ないという前提であれば、「Xperia XZs」はオススメです。
前作からそれ程変わっていない?マイナーチェンジという風潮
スペック
- サイズ(高さ×幅×厚さ):約146mm×72mm×8.1mm
- 質量:約161g
- CPU:2.2GHz(デュアルコア)/1.6GHz(デュアルコア)クアッドコア
- メモリ(ROM/RAM):32GB/4GB
- ディスプレイ:約5.2インチ
- カメラ(アウト/イン):約1920万画素/約1320万画素
- 連続待受時間:3G 830時間/4G LTE 700時間
- 防水/防塵:防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)
「わーい新しいXperiaが出たぞ、ところで前作はいつ発売されたっけ?」という人の為に、一応前作とその発売日について確認しておきます。
前作はXperiaXZ、ソフトバンクでの発売は2016年11月2日でした。わずか半年での新機種発売というわけで、大幅なスペックアップはあるのでしょうか。
カラーは、ブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラスの4色。サイズは同じ、見た目も同じ、本体容量も同じ。
実際に比較してみると、RAMが3GB→4GBにアップしています。RAMが大きいとマルチタスクの操作もフリーズが少なくサクサク動きます。カメラの画素数は下がっていますが、光を取り込む機能が上がっていて、カメラ性能は上がっています。グレードダウンではないので安心してください。
今回、大幅に改善されたのはカメラ機能です。
カメラ機能スーパースローモーションと先読み撮影が搭載される
「Xperia XZs」には、新開発のMotion Eyeカメラシステムが搭載されています。イメージセンサーにメモリを搭載していることで、データ読み出しが高速になりました。これによって、2つの機能が使えるようになっています。
①スーパースローモーション
通常の1秒30コマからスーパースローへ切り替えた動画が撮影できます。コマ数は1秒960コマ、スーパースローな動画が取れます。色々な動きを取ってみるのも面白いですし、SNSもはかどります。スポーツをしている人ならフォームの研究にも役立ちそうですね。
②先読み撮影
カメラが被写体の動きを検出すると、自動で画像を一時保存します。シャッターを押すと、その直前を含めて4枚写真が残せます。シャッターを切るタイミングが合わなかったとしても、ベストショットを選べます。
最近では、デジカメを持ち歩く人も少なく、スマホをカメラ代わりに使っている人も増えていますが、初心者でも綺麗に撮影ができ、写真加工ができるカメラアプリ(エフェクト)の種類も多く面白い機能が満載と言えます。
買いの理由はマイナーチェンジ
新作のスマホに関してはスペックなどがよく比較に出されますが、数字では見えにくい、重要な要素が1つあります。それは単純なアタリ/ハズレです。
例えばXperiaシリーズでは、Z3やZ4で不具合の報告が多かったという問題がありました。特に多かったのはZ4でしょうか。短期間にポンポンと新製品を出しているXperiaですが、不具合が多いかどうかは使ってみるまで分かりません。
今回は筐体のサイズも変わらずCPUなど共通している部分が多いです。つまり組み替えている部分が少ない分、不具合も起きにくいという期待が持てます。
XperiaXZと比べるとマイナーチェンジだとしても、今使っているZ3やZ4と比べれば、やはり機能の差も大きいです。 ハズレが少なそうという理由で、買い替えを検討する価値は十分あると思います。