ソフトバンクショップで販売している純正SDカードについては、とにかく高いという評価が多いです。しかし、敢えて良心的に見るならば、純正SDはデータ破損のリスクが少なく、5年保証もついています。
そんなソフトバンクSDカードですが、2017年8月1日より1年未満ならデータ復旧無料のサービスが始まりました。それならソフトバンクのSDは買いだ!と単純に考えるものでもありませんが、最近SDカードのデータが読み込めなくなった、という人には朗報になる可能性があります。
SDカードのデータ復旧サービスが開始される
ソフトバンクのSDカードには5年保証がついていますが、あくまで新品交換までの対応となります。読み込めなくなったデータの復旧はできず、新しいデータなしのSDカードとの交換でした。
しかし、今回の改定では、5年保証はもちろん継続で、さらに購入から1年以内であれば、1回のみデータ復旧を無料で行うというサービスです。
これについて、便利、安心と思う人もいると思いますが、個人的には微妙だなと思ってしまいました。1年以内とする理由がよくわかりませんし、1回のみというのもまた微妙です。2回も3回もデータが飛ぶという状況がよくわかりませんが、だからこそ回数の制限を設けて欲しくないなと思います。1回だけと言われると、「そんなにデータ飛ぶ場合があるの!?」と、逆に不安になってしまいます。
「高いお金払っているんだからデータ復旧するなら気前よくやってよ。」と、思うのは自分だけでしょうか。
8/1以前に購入した人でも復旧が可能です
今回紹介したのは、「データ復旧できるならソフトバンクのSDカードを買おうよ!」と、薦めるためではありません。実はこのサービス、8/1から開始となっていますが、すでにSDカード購入済みであっても、きちんとデータ復旧を無料で対応してくれます。
ここ最近SDカードが読み込めなくなってしまったという人、今なら無料でデータ復旧できる可能性があります。業者にデータ復旧を依頼すると結構なお金がかかるので、対象者はソフトバンクへ電話です。
データ復旧サービスの利用について
ここ最近、ソフトバンクのSDカードのデータが読み込めなくなったという人にとって、無料データ復旧はありがたい改定と言えるのではないでしょうか。
ただしデータ復旧サービスにも注意事項があります。まず、データ復旧サービスを利用したからといって、必ず全てのデータを復旧してくれるという訳ではありません。
データ復旧の注意事項
- すべてのデータ復旧を保証するものではありません
- 復旧不能でも新しいmicroSDカードをお届けします
- すでにご購入いただいているmicroSDカードも対応いたします
- 1年以上経過したmicroSDカードについては対応いたしません
- お客様から送付されたmicroSDカードは粉砕破棄します
全てのデータが戻ってくるという保証はなく、戻らなかった場合にも責任は取れませんというのが条件となります。それでも業者に有料で頼むよりは、復旧精度には期待してもいいのではと思います。仮にも純正ですからね。
また、規約を確認すると、全てのデータを復旧してくれるわけではなさそうです。
データ復旧対象外のデータ
- デジタル放送の録画データ
- 家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機などのデータ
- 暗号化されたデータ
- データ消去装置またはデータ消去ソフトウェアで消去したデータ
- 災害により損傷した製品のデータ(災害とは、汚泥含む水害・地震・火災をいうものとする)
- 落下に起因して消失したデータ
まぁ、電話帳と写真データについては対象外とはなっていないので、その点は安心と言えるでしょうか。
サービスを利用するには購入履歴の証明が必要になる
また、実際にデータ復旧を利用する際に、意外と困るのではという点が1つありました。必要な情報として利用規約には「保証書、購入証明」とあります。
SDカードの保証書は持っていますかね??
当時の契約書などをきちんと保存している人もいると思いますが、SDカードって個体の識別番号があるようなものではなく、量産品です。自分の持っているSDカードがレシートにあるSDカードと同一だという証明はできません。
おそらく、証明ができないという人も出てくると思いますし、逆に同型番の古いSDカードでもデータ復旧に応じざるを得ないという状況も出てくるのではと思います。確かにソフトバンクで購入したのだけれど、保証書がない、という場合、購入したソフトバンクショップで相談をしてみましょう。購入した本人が問い合わせをすれば、何らかの対応はしてくれるはずです。
ソフトバンクで購入したSDカードのデータが破損して諦めかけてかけている人がいれば、参考にしてみてください。