元ショップ店員だけが知ってるソフトバンクの説明書

ソフトバンクで働いていた私が賢くお得に利用する方法をお伝えしています。

これって必要なの?「あんしん保証パック with AppleCare Services」に盗難紛失保証に対応。

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ソフトバンクのiPhoneの保証と言えば「あんしん保証パック with AppleCare Services」です。

iPhoneの保証としての欠点の1つに「盗難、紛失時には保証が実質機能していない」という点があり、それなら保証なんて必要ないと考える人もいるかもしれません。しかし、現在では盗難や紛失時には11,800円で新しい機種を届けてくれるサービスに対応しています。「配送交換(盗難・紛失)」という名前はついていますが、交換ではないですね。

今回は「iPhoneが盗難、紛失にあった時の対応と注意点」をまとめました。

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あんしん保証パック with AppleCare Servicesの料金と対象機種

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お申し込み:必要

月額使用料

  • iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone X:1,160円
  • その他の iPhone:830円
  • iPad Pro:700円
  • その他の iPad:650円

あんしん保証パック with AppleCare ServicesはiPhone向けのサービスです。価格は税抜きなので、消費税込みだとiPhone Xsなどで1,252円ですが結構な金額ですよね。

紛失盗難時の配送サービスが利用できるのはiPhone 6、iPhone 6Plus以降の機種となります。iPhone XsやiPhone XRはもちろん、iPhone 8やiPhone 7も保証を受けられます。機種に関わらず11,800円/回という代金は同じです。

iPhone 6を使っていればiPhone 6、iPhone XsMaxを使っていればiPhone XsMaxに、同じ11,800円で交換してもらえます。ちなみに交換機種はグレード、色、容量まで全て同一の機種となります。

iPhoneを紛失するとこんなに大変

あんしん保証パック with AppleCare Servicesは結構な金額なので「本当に必要なのか?」と疑問に思うかもしれませんが、iPhoneを紛失してしまうと大変です。特に半額サポートで4年分割を組んでいる人にとっては多くの問題点があります。

  1. リース契約なので回収できないと残債が全て残る
  2. 機種購入後半年以内だとクレジット払いじゃないと分割での機種変更ができない

例えば、iPhone Xs256GBを半額サポートで購入し、3カ月程度で紛失した場合、結構悲惨なことになります。

残債:3,230円×45回=145,350円

残り45カ月間も、3,230円を払い続けなければいけません。半額サポートなら2年後に機種変更が可能ですが、その時には端末の返却が必要になります。その端末を紛失してしまうので、残債は4年分がっつり残ってしまうのです。

また、機種変更をするにも短期間だと難しいケースがあります。

機種購入後半年間は分割契約が結べないので、半年以内に紛失してしまうと分割での機種変更ができません。携帯料金をクレジット払いで払っていれば条件は緩和されますが、それでも3か月以内は機種変更ができません。つまり、半年もしくは3か月以内に紛失してしまった場合、機種は一括で購入するか、自分で用意する必要があります。

半額サポートを使わないで、iPhoneを契約している人もいると思いますが、残債が残るという点と半年以内は機種変更が難しい点は同じです。

もし、「あんしん保証パック with AppleCare Services」に加入していれば、11,800円で機種が交換できます。保証料が高いとは思いますが、紛失してしまった時のリスクを考えると保証に入らないのも相当なリスクだと思いませんか?

紛失してしまった時の流れ

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もし、iPhoneを紛失してしまった場合、どのような流れで新しい機種を手配できるのかをまとめました。

①157で捜索もしくはiPhoneを利用停止してもらう

交換うんぬんの前に、まずはiPhoneの捜索、利用停止をしておくべきです。「iPhoneを探す」が使えればいいのですが、使えない、使っても解決しない場合、「157」に電話して紛失手続きを行います。

  • ソフトバンク携帯から:157
  • ソフトバンク以外から:0800-919-0157

自動音声での案内となるので、1番から進んでいきます。基本パックに加入していれば、電話口からiPhoneの位置情報を調べてくれます。調べられなくてもこの窓口から利用停止が可能です。

②警察で紛失もしくは盗難届を出す

後の手続きで必要になるので、先に警察で紛失もしくは盗難届を出しておきましょう。最寄りの警察署もしくは交番でも届けは出せます。届けを出すと「受理番号」を受取りますが、ソフトバンクでの手続きに必要になるので控えておきましょう。

③最寄りのソフトバンクショップへ行く

紛失盗難時のiPhone配送サービスは、本来マイソフトバンク、電話、店頭での手続きが可能です。しかし、現在マイソフトバンク及び電話での手続きができない状態です。つまり、受付は店頭のみとなります。

【iPad 向け あんしん保証パック with AppleCare Services 受付再開に関するお知らせ】

2018年11月20日(火)より iPad 向けの受付を再開させていただきます。この度はご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。

【配送交換(紛失・盗難)に関するお知らせ】

現在、システムメンテナンス中のため、My SoftBankおよびお電話でのお申し込みができません。システムメンテナンスの終了時期は未定となりますので、近隣のソフトバンクショップよりお申込みください。

なんとなくですが、システムメンテナンス終了時期が未定となっている時点で、しばらくはショップでの申し込みのみとなりそうな気がします。ショップへは本人確認書類と受理番号がわかるものを忘れずに持っていきましょう。店頭で紛失盗難時の配送交換の受付をしてくれます。

④自宅で受け取り・支払い

受付は店頭で行いますが、iPhoneの受け取りは自宅への配送となります。

受け付け後1~2日後に自宅に届くとありますが、16時30分以降の手続きの場合は2~3日見ておきましょう。宅急便で届いたら受け取りですが、その時に支払いを行います。支払いは現金でもクレジットカードでもOKです。

店頭では受取れないけど店頭ヘは来店が必要という不便さが、今後解決すればいいのですが、できるだけ早めに手続きをした方がよさそうです。

細かい注意点について

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紛失盗難時の配送交換サービスについてまとめましたが、ここからは細かい注意点についてまとめてみました。より詳しく知りたい人は確認しておくとよいかもしれません。

①USIM再発行手数料

iPhoneを紛失しているので、中に入っているUSIMカードはロックがかかり、新たなUSIMカードが発行されます。

USIMカードの再発行については、自然故障による原因であれば無料ですが、物理的な破損や紛失の場合、手数料3,240円がかかります。11,800円は端末受取り時に支払いますが、USIM再発行手数料は携帯料金に合算で請求が来ます。

②利用できるのは2年に1回

配送交換サービス(盗難・紛失)が利用できるのは2年に1回となります。

保証開始のタイミングからのカウントとなるので、サービスを利用したら2年間は利用できないというわけではありません。例えば、あんしん保証パック with AppleCare Servicesに2018年11月1日に加入した場合、2020年10月31日までの間に1回利用が可能です。

2020年10月1日に紛失し、配送交換を利用したとしても、2020年11月1日以降は1回利用が可能です。

③紛失機種はロックされるが・・・

配送交換サービスを行うと、紛失したiPhoneは使えないようにロックがかかります。

例えば、誰かが拾ったとしても中に入っているSIMはもちろん、他のSIMを差しても使えません。ここで言う使えないとは、「ソフトバンクの電波を拾わない」という意味です。

例えば、携帯の中身を見ることやWi-Fiでの通信はできてしまいます。個人情報を盗まれないためにはパスコ―ドなどのロックはかけておきましょう。「iPhoneを探す」を使えば、遠隔でのデータ消去も可能です。

④対応中に機種が見つかっても

配送交換サービスを申し込んでから実際に自宅に届くまでは1~3日程度かかります。

その間にiPhoneが見つかる可能性もありますが、見つかったとしてもそのiPhoneは利用停止されているので使えません。申し込んでしまった時点で、新しい機種が届くのを待つ以外選択肢はないものだと思ってください。

申し込みから受け取りまでの間は契約に関する様々な手続きが行えません。解約や機種変更などもできないので、注意が必要です。例えば「配送交換サービスを申し込んだけれど2日も待てないからやっぱり機種変更にしよう」というような対応ができません。

⑤申し込みを断られるパターンも

携帯料金を滞納している場合、保証に入っていても配送交換サービスは利用できません。

滞納中は他の様々なサービス、機種変更や代替機貸出しなども行えません。もしも何らかの事情で支払いが遅れている場合には、コンビニではなくソフトバンクショップで料金支払い後に手続きをしましょう。

コンビニの場合には支払後の反映が遅れるため、スムーズに手続きが出来ない可能性があります。

⑥国外での保証は対象外

配送交換の紛失については、国内での紛失盗難が対象です。海外で紛失や盗難にあった場合、国内で手続きをしたとしても配送間の保証は受けられません。海外での盗難は集団で手口も巧妙に行われるので注意が必要です。

結局「あんしん保証パック with AppleCare Services」には加入した方がいいのか?

あんしん保証パック with AppleCare Servicesはかなり高額と言わざるを得ない保証サービスですが、紛失時のリスクを考えると、加入も視野に入れた方がいいかもしれません。

前向きに考えるならば、あんしん保証パック with AppleCare Servicesの料金はそのままで紛失時の配送交換が実装されたので、お得になったという見方もできます。ただ、あんしん保証パック with AppleCare Servicesに2年間加入した場合、1252円×24カ月で30,048円です。

今はSIMフリーのiPhoneを手に入れたり、中古のiPhoneを購入したりと、今の機種が無くなっても色々とやりようはあります。ただ、短期間で紛失した場合の残債のリスクなどはやはり高く、少なくとも機種購入から半年は加入しておきたい所です。

よくスマホをなくしてしまう、置き忘れてしまうことが多い、という人は、加入しておかないと大変な目に遭うかもしれません。

ソフトバンク:あんしん保証パック with AppleCare Services

新規契約や機種変更をするなら、店頭よりもオンラインショップのほうが、頭金(相場5,000円~10,000円)がかからないため、安く購入することができます。

公式:ソフトバンクオンラインショップ

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