携帯料金を安くすると言い続けた結果、auはあまり安くならなかったですが端末は4年縛りが始まりました。ソフトバンクは使い放題かほとんど使えないプランの2択を強いられるようになり、端末は4年縛りが始まりました。
そして、ドコモでは新料金プランが始まる代わりに「docomo with」がなくなります。これってすごい事件だと思います。
「docomo with」をざっくりと説明すると、ミドルスペックな対象機種を使うのであれば、ずっと1,500円の割引が入るプランです。ドコモで安くスマホを使いたいなら「docomo with」は外せない、と言っても過言ではないくらいのプランです。
今なら間に合う「docomo with」の駆け込み需要がありますが、新料金プランを待ったほうがいいのでしょうか？今回は「docomo with」を選ぶべきか見送るべきか悩んでいる人のために、どちらが正解かを予想しました。
「docomo with」でOKな理由
結論から言うと、非常に高い確率で「docomo with」を選択してOKだと思います。
まだ新料金プランの内容も発表されていませんし、誰にも断定できるわけではないのですが、現時点で「docomo with」を選択すべきなのには、理由があります。
そもそも4月に廃止とは決まっていない
NHK報道では4月に新料金プラン発表とありますが、ドコモとしては4～6月発表というスタンスのようです。流石に半年以上遅れるというのはないと思いますが、この業界では提供期間の延長なども意外とあります。
逆に急にプランが終了することもあるので、急に「docomo with」が終了する可能性もあります。新料金プランの発表を待つよりも、現時点で確実に安くなる「docomo with」はアリでしょう。
新料金プランは分離プラン
新料金プランの基本料がいくら安いとしても、内容は分離プランです。
一方、「docomo with」でも端末の分割支払金は発生しています。例えば、iPhone 7を「docomo with」で購入した場合と、新料金プランで購入した場合と、どちらの端末代金が高くなるでしょうか？おそらく同じですし、少なくとも分離プランのほうが端末代金が安くなるというのはありえないでしょう。
つまり、「docomo with」で契約後、新料金プランのほうが安ければ、そちらのプランに切り替えればいいのです。逆に新料金プラン契約後に「docomo with」に戻すことはできないでしょう。
新料金プランの申し込みは新規、機種変更時からで、プラン変更の場合開始時期が遅れる場合がありますが、「docomo with」見逃しのリスクのほうが大きいと思います。そもそも、分離プランとして発表するのに機種購入時にしかプラン変更できないというのもおかしな話ですしね。
新料金プランは本当に安くなるのか
新料金プランの詳細はまだわかりませんが、2～4割安くなります。ちょっと他社の話になりますが、auやソフトバンクは2～4割単純に値下げしたでしょうか？
例えば、ソフトバンクのミニモンスターは、制限モードがなく1GBを超えただけで強制的に2,000円追加されるようなプランを提供しています。ドコモの新料金プランも単純な値下げではなく、恩恵を受けられる人は何らかの形で限定されると思います。
「ほとんど使わない人だけ安くなる」、「極端にたくさん使う人だけ安くなる」というような事になれば、現行プランの方がお得になる人もいる可能性があります。特に「docomo with」の場合、2年経過後が本番みたいなところもあり、新料金プランがこけても「docomo with」で長く割引の恩恵を受けられます。
本当は「docomo with」を終了させたかったのでは？
新料金プラン発表に伴い、ドコモ側としても「docomo with」を止めたかったのでは？と、個人的には考えています。新料金プランの肝は安くなるだけでなく、その一方で確実に料金が上がる層を確保する必要もあります。
単純に値下げしたら単純に利益がなくなりますから。
新料金プランの詳細はまだわかりませんが、「docomo with」と併用はもちろん困るでしょうし、「docomo with」も選択できるという状況は、ドコモとしては避けたいところでしょう。これで新料金プランが「がっかりプラン」だったら、ユーザーは貴重な「docomo with」を総務省経由で取り上げられた形になってしまいますね。
新規契約や機種変更をするなら、店頭よりもオンラインショップのほうが、頭金（相場5,000円～10,000円）がかからないため、安く購入することができます。
公式：ドコモオンラインショップ
