ソフトバンクより、シャープ製ガラホ「AQUOSケータイ3」の予約が開始になりました。発売は2019年4月12日です。
スペック表を見ていて気になったのですが、今回は「LINE」についての記載がありません。「AQUOSケータイ2」ではLINEが使えますが、今回は使えなくなるのでしょうか?今回は「AQUOSケータイ3」でLINEが使えるかどうかと、その他のスペックや料金についてポイントもまとめました。
また、ワイモバイルとの比較も解説しています。
LINEについての回答は不明
分からないことがあれば、実際に聞いてみるのが手っ取り早いので、ソフトバンクに直接電話で問い合わせてみました。
回答としては、「LINEが使えるかどうかは今のところ不明です。」とのことでした。「おーい、AQUOSケータイ3でLINE使えるかどうか不明だってよ」で、終わるわけにはいかないので、ちょっと違う角度から検証してみました。
ドコモから同機種が発売済み
実は、AQUOSケータイ3と同等機種(AQUOSケータイSH-02L)が、すでにドコモから発売されています。
こちらは、2019年2月8日からすでに発売されている機種となります。こちらについてもLINEについての記載がありません。今度はドコモに直接電話で問い合わせてみました。こちらは「LINE」には対応していないそうです。公式にLINEの記載がない事、同等機種のSH-02Lが対応していない事から、AQUOSケータイ3もほぼ間違いなく、LINEには対応していないでしょう。
メーカーのスペック表(ツール)にも、AQUOSケータイ2には「LINE」の記載がありましたが、AQUOSケータイ3には記載がありません。どうしても「LINE」が使えるケータイが必要なら、前モデル(AQUOSケータイ2)を購入するとよいでしょう。
AQUOSケータイ3:スペック
性能について
AQUOSケータイは防水防塵耐衝撃がついていて、Wi-Fiもテザリングも使えます。ワンセグ、赤外線は搭載していますが、おサイフケータイはありません。
カラーはグリーン、ホワイト、ブラックの3色と、今回は絞ってきていますね。今回のAQUOSケータイは、主に通話の機能が進化しています。
でかレシーバー
スピーカー部分の大きさが、AQUOSケータイ2と比べて15%大きくなりました。相手の声がしっかりと聞こえるようになります。
スムーズトーク
騒がしい場所でも自分の声が聞こえやすくなり、通話が快適になります。
通話録音
サイドキー長押しですぐに通話録音が開始されます。最大60分、50件までの音声メモを本体に保存できます。通話機を求めてガラケーにこだわるなら、AQUOSケータイ3はお勧めかもしれません。
AQUOSケータイ3のディスプレイがおかしい
ソフトバンク、ワイモバイルから発売されているAQUOSケータイ3(806SH)ですが、ディスプレイがおかしい、見づらい、と困ったらこれを試してみてください。
0キーの下にある、Ⅱってなっているボタン、これをギュッと長押ししてみてください。あら不思議、画面がきれいで見やすくなりました。
不具合かなって思うかもしれませんが、Ⅱボタン長押しで解決するなら、これは故障ではありません。これはのぞき見防止機能です。電車内などで他の人に携帯画面を見られたくない時に使用します。
ソフトバンク版、ワイモバイル版の場合、Ⅱの長押しがショートカットになっています。ちなみにこのショートカットは無効にできません。
ショートカットは長押しでⅠならアプリ履歴表示、Ⅱならのぞき見防止のON/OFF、ⅢならWi-FiのON/OFFが可能です。短く押すとそれぞれディスプレイ下部に表示されたショートカットが使えます。
普段活用していないなら、この機会に使いこなしてみてもいいかもしれませんね。
本体価格は変わらない
ちょっと意外かもしれませんが、AQUOSケータイの本体価格は他のガラケーと比べても変わりません。どの位変わらないのかを、他の機種と比較してみました。
- AQUOSケータイ3:47,520円(1,320円×36回)
- AQUOSケータイ2:47,520円(1,320円×36回)
- DIGNOケータイ2:47,520円(1,320円×36回)
- DIGNOケータイ:47,520円(1,320円×36回)
- かんたん携帯9:47,520円(1,320円×36回)
本当に発売時期、スペックなど関係なく、ソフトバンクのガラケーは47,520円で発売しないとならない呪いにでもかかっているのでしょうか?
スマホなら型落ちを安くという手段もありますが、ガラケーの場合には型落ちで値段が落ちるという期待はできません。ただし、ガラケーなら「月月割」があるので、実質負担金は下がります。
新規・MNPの場合
- 分割支払金:1,320円
- 月月割:-1,320円
- 実質負担金:0円
機種変更の場合
- 分割支払金:1,320円
- 月月割:830円
- 実質負担金:490円
機種代金は安くする代わりに3年縛られます。
料金プランについて
携帯の料金プランは分かりにくいと言われます。公式で調べてもいいですが、ソフトバンクの公式サイトで料金を見積もると、どうやっても高い見積もりになってしまいます。
どうやっても月額5,832円以上かかってしまう、ソフトバンクの料金シミュレーター
そこで、こちらで料金プランを解説しておくことにしました。
通話料
通話定額ライト基本料(1,296円)+ウェブ使用料(324円)かかります。「インターネット使わないんだけど。」という人でもウェブ使用料は強制加入なので、こちらの基本料は最低限かかってくる料金だと思ってください。
通話はこれで5分以内なら何回でも無料でできます。5分超過分に関しては、20円/30秒の通話料金が別途かかります。通話定額基本料+ウェブ使用料なら2,700円かかりますが、国内通話は24時間無料になります。
データプラン
ソフトバンクでのガラケー用データプランは、定額制と従量課金制の2種類あります。
定額制の場合、データ定額ミニの1GBプランで3,132円、2GBプランで3,780円かかります。従量課金制の場合、データ定額Sで0~4,536円、使った分だけ課金されます。ただし、上限に行ってしまうのはあっという間なので、ネットを全く使わない人向けのデータプランとなります。
もし、通話は少なく、インターネットも使わないという場合、月額料金は以下のようになります。
新規契約の場合
- 通話定額ライト基本料(ケータイ):1,296円
- ウェブ使用料:324円
- データ定額S:0円
- 機種代金:1,320円×36回
- 月月割:-1,320円×36回
- 月額料金:1,620円
機種変更の場合
- 通話定額ライト基本料(ケータイ):1,296円
- ウェブ使用料:324円
- データ定額S:0円
- 機種代金:1,320円×36回
- 月月割:-830円×36回
- 月額料金:2,110円
本体代金込みでも、2,000円程度でガラケーが持てます。
インターネットも使うならワイモバイルが安い
AQUOSケータイの特徴や料金について解説してきましたが、インターネットを使う人だと、料金は結構上がります。
機種変更でデータ定額に加入した場合
- 通話定額ライト基本料(ケータイ):1,296円
- ウェブ使用料:324円
- データ定額ミニ1GB:3,132円
- 機種代金:1,320円×36回
- 月月割:-830円×36回
- 月額料金:5,242円
「インターネットも使いたいけれど料金も抑える方法はないの?」実はそんな都合のいい話があったりもします。
「AQUOSケータイ3」は、ソフトバンクだけでなくワイモバイルでも発売されます。ソフトバンクからワイモバイルへのMNPは違約金が免除になりませんが、その代わり大きなリターンがあります。まずは、ワイモバイルのAQUOSケータイ3へ乗り換えた場合の見積もりを見てみましょう。
ワイモバイルのスマホプランSの場合
- スマホプランS(2GB):3,218円
- ワンキュッパ割:-1,080円×12回
- 機種代金:1,512円×24回
- 月額割引:-756円×24回
- 月額料金:2,894円
同じ、AQUOSケータイなのに大分値段が違います。また、ソフトバンクとは細かく条件が変わる所があるので、そちらも解説します。
ワイモバイルなら通話と通信がグレードアップ
ワイモバイルにするとソフトバンクよりも「使えない」というイメージを持つ人もいると思います。しかし、今回はワイモバイルのほうがグレードアップしている部分もあります。
ワイモバイルでは、通話は10分以内なら何回でも無料なので、ソフトバンクの5分以内よりも通話がしやすくなります。データプランも2GBで、ソフトバンクの2倍使えるだけでなく、2年間はキャンペーン適用で3GB使えます。
同じ端末なのに、端末代金も変わります。
ソフトバンクは47,520円でしたが、ワイモバイルだと36,828円に下がります。不思議ですね。ひょっとしたら、ソフトバンクの47,520円の呪いはワイモバイルには効かなかったのかもしれません。頭金540円を支払った後は、1,512円の24回払いになります。
ここの違いが大きく、ソフトバンクは36回払いなのに対してワイモバイルは24回払いなので、2年で分割が終わります。分割の縛りが2年で終わるのはうれしいですね。
注意点として、「ワンキュッパ割」の-1,080円は1年で終わります。そのため、ワイモバイルで契約した場合、1年目、2年目、3年目以降で全て値段が変わり、ちょっとややこしく感じるでしょう。
こちらもそれぞれまとめたので参考にしてみてください。
1年目の料金
- スマホプランS(2GB):3,218円
- ワンキュッパ割:-1,080円×12回
- 機種代金:1,512円×24回
- 月額割引:756円×24回
- 月額料金:2,894円
2年目(ワンキュッパ割終了)
- スマホプランS(2GB):3,218円
- 機種代金:1,512円×24回
- 月額割引:756円×24回
- 月額料金:3,974円
3年目以降(分割終了)
- スマホプランS(2GB):3,218円
- 月額料金:3,218円
2年目だけちょっと割高になりますが、それでも3,000円程度でガラケーが持てます。ガラケーでインターネットも使いたいという人には、中々魅力的ではないでしょうか?
最後にワイモバイルへ変更する場合の注意点も挙げておきます。
- 違約金や手数料がかかる。
- ソフトバンクのキャリアメールが使えない。
- 実店舗が少ない。
ワイモバイルのデメリットと言えば、キャリアメールくらいでしょうか。ちなみに、ワイモバイルのキャリアメールは使用できます。違約金や手数料も月々の料金で相殺できますし。
AQUOSケータイ3は、PCメールも使えるので、インターネットを利用するならワイモバイルで運用するのがお勧めです。通話だけならソフトバンクでも問題ないでしょう。ぜひ、一度ソフトバンクで契約する前に見積もりを確認することをお勧めします。
新規契約や機種変更をするなら、オンラインショップの場合、頭金(相場5,000円~10,000円)がかからないため、お得に購入することができます。
公式:ドコモオンラインショップ