2年毎に最新のiPhoneに半額で乗り換えられるという半額サポートですが、現在はiPhoneだけでなくandroidも対象になっています。
2年後に機種は回収となりますが、半額になるならと契約を結んでいる人も多いのではないでしょうか?しかし,この半額サポートですが、2年後には最悪のシナリオを向かえている可能性があります。
今回はソフトバンク(auも)の2年後を予想してみました。
48回分割がなくなる!?
まず、48回分割前提の半額サポートやアップグレードプログラムですが、今後無くなる可能性があります。
元々、半額の適用条件として「次回機種変更時も同等のプログラムに加入すること」が必要でしたが、これは「囲い込み」になるとして、すでに改正されています。まぁ、次もその次も4年分割を組むのが条件となったら、いつまで経っても分割に縛られますからね。
その為、48回分割での契約は顧客の囲い込みに当たるとして、総務省は禁止する方向で動いています。
確かに「半額」は魅力かもしれませんが、4年で分割を組んでいるので、2年後に他社への乗り換えが非常に難しくなっていますし、総務省の指摘も間違ってはいないと思います。次回も「半額プラン」を選択する必要はなくなりましたが、少なくとも4年は縛られてしまいますね。
半額プランがなくなった2年後どうするの!?
もし、48回払いの半額プランがなくなってしまったとして、2年後ユーザーはどうなるでしょうか?
3つのパターンを考えてみました。
①2年経ったので機種変更する
ずっと半額でスマホが買えると思ったら、すでに半額プランはなくなっています。
しかも、端末と料金プランの分離が完了しているので、端末の割引サポートはありません。さらに、ハイスペックスマホの本体価格は上がり続けています(すでにファーウェイ製の折りたたみスマホが28万円という話もあります)。
今まで半額の分割を組んでいたので、半額じゃなくなって本体価格も上がってでは、毎月の分割支払金の負担は相当上がるでしょう。半額プランで127,200円のスマホを分割した場合、分割支払金は毎月2,650円です。もし、2年後のハイスペックスマホの本体代金が280,800円だった場合、2年分割だと分割支払金は11,700円です。
毎月の支払額は9,050円も変わってきます。
流石に、機種変更するなら性能が下がっても、安価なミドルスペックを選ぶのではないでしょうか?ともあれ機種変更しようとした場合、月額料金が大幅に上がるハイスペックスマホか、妥協した低スペックかの選択を迫られる可能性があります。
②格安の通信会社へ乗り換える
2年経ったし機種変更しても魅力がないからと、他社への乗り換えを考える可能性もあります。
端末代金の割引サポートがないなら、大手キャリアを使う理由がないという人もいるでしょう。しかし、他社へ乗り換えるのであれば、残り2年分の残債は免除になりません。
127,200円のスマホを半額プランで購入していたなら、63,600円もの残債が残ります。残債が残ってでも他社に乗り換えたいという人もいるかもしれませんが、違約金、乗り換え手数料と併せて8万円近い負担がかかると言われると躊躇するのではないでしょうか?
③そのまま2年後も同じ機種を使い続ける
実は、そのまま2年後も同じ機種を使い続ける人は、意外と多数派になるのではないかと予想しています。
機種変更すると高い、もしくは低スペックなスマホになってしまいます。他社に乗り換えると莫大な違約金がかかります。では、今のまま同じ機種を使っていれば、とりあえず月額料金は上がらずに、そのまま同じ機種を使い続けることができます。
そもそもの話、携帯を2年ピッタリのタイミングで機種変更というのを忘れて使い続けている人もたくさんいます。
最悪なシナリオとは2年後も同じ機種を使い続けるパターンです。
機種変更しても高くなるし乗り換えもできない、だからそのまま現状維持で、2年後も同じ機種を使い続けます。しかし、それだと半額プランの恩恵はなくなり、4年かけて機種代金を払うだけという、何の恩恵もない上に同じ端末に4年縛られ続けます。
もし、3年後のタイミングで端末が壊れたとします。
補償に入っていればそれまでオプション料を払い続けていますし、保証に入っていなければ高額な修理代金がかかりますし、機種変更するなら1年分の残債が残ります。そういった選択を迫られる人も今後出てくることでしょう。
この業界の2年後は想像がつかないので、全く違う結末を迎えるかもしれませんが、半額プランを選択した人は今後の総務省の動向にも注意したほうがいいかもしれませんね。
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