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ソフトバンクで働いていた私が賢くお得に利用する方法をお伝えしています。

自宅の固定電話が安くなる。新サービス「おうちのでんわ」のデメリットをまとめてみる。

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携帯電話の普及率は年々高くなっていますが、それでも自宅に固定電話を引いている家庭はまだまだ多いです。ソフトバンクでは7/5より「おうちのでんわ」というサービスを開始しました。

アナログの固定電話(NTT)の基本料は、地域によりますが月額1,700円程度かかります。しかし、「おうちのでんわ」なら月額980円で利用が可能で、ソフトバンクユーザーなら500円で利用可能というサービスです。通話料も光電話と同等の値段で安く、ソフトバンク携帯宛には通話料無料というサービスもついています。そう、「おうちのでんわ」とは、固定電話を安く使えるサービスなのです。

ソフトバンクで新しいサービスが始まると、「また何か罠があるんじゃないの?」と警戒する人も多いです。今回はいち早く、「おうちのでんわ」のデメリットについてまとめてみました。

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おうちのでんわサービスの概要

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デメリットの前に、まずは「おうちのでんわ」のサービス内容を確認しておきましょう。

「おうちのでんわ」は固定電話なので、新しく固定電話番号を作るのも可能ですし、現在使用している電話番号を引き続き利用することも可能です。回線はメタル線(アナログ回線)ではなく、4Gのソフトバンクの携帯電話と同じ回線を利用します。電話機とモジュラーの間に「でんわユニット」を接続するだけで設定完了です。4G通信を使っていてもアナログ電話のように使えます。

「おうちのでんわ」の利用価値は、まさにアナログ電話を使っている人、自宅に固定電話を引きたい人にあります。

アナログ電話の基本料は高く、今はひかり電話(IP電話)への切り替えが増えてきています。ソフトバンク光やフレッツ光などを繋いでいれば、ひかり電話で基本料が安くなります。

しかし、「おうちのでんわ」にネット契約は必要ありません。ネット回線がなくても、固定電話の基本料を安くすることができます。

また、固定電話が復旧しない理由の1つに加入権の問題があります。新しくアナログ電話を引こうとすると、初期費用だけで3万円以上かかります。「おうちのでんわ」なら初期費用を抑えて新しく固定回線が引けます。

設定が簡単という前提で考えれば、「家の電話料金が安くなるならお得だね」で終わりなんですが、何か罠がないかと心配する人もいます。ソフトバンクの契約に関しては、罠があるのではと疑う位でないと立派なソフトバンクユーザーにはなれませんね。

おうちのでんわのデメリットをまとめてみる

Five Things About Me You Should Know
Five Things About Me You Should Know / cambodia4kidsorg

新しいサービスなので、とりあえず思いつくだけのデメリットを考察しました。

1.停電時に使えないことがある

「おうちのでんわ」はIP電話となります。アナログ電話とIP電話の違いを細かく知らなくても大丈夫です。ただし、IP電話は停電時に利用ができなくなります。停電時にアナログ電話が使えなくて困るというケースはそれ程ないとは思いますが、災害時を気にする人ならココは重要なポイントかもしれません。

2.電波が悪いと使えないことがある

「おうちのでんわ」は、ソフトバンクの携帯と同じ電波を使用しています。ソフトバンクの電波が悪い地域に住んでいる場合は「おうちのでんわ」も繋がりにくい可能性もあります。

3.初期費用がかかる

「おうちのでんわ」を申し込む際には、契約事務手数料800円、番号利用登録料1,000円、番号継続手数料2,000円がかかります。

ただし、ソフトバンクの携帯やソフトバンクAirを利用しているユーザーであれば、契約事務手数料と番号利用登録料1,000円は無料です(7/5時点キャンペーン)。すでに設置しているアナログ電話を「おうちのでんわ」に変えるなら、2,000円の初期費用がかかります。

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4.利用できなくなるサービスがある

ガスの検知システムや緊急通報システムなど、おうちのでんわでは利用できなくなるサービスがあります。ショップでの案内、確認があればいいのですが、対応スタッフによってはきちんと確認を行わない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

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お申し込みについて | インターネット | ソフトバンク

5.同じ番号が使えないことがある

現在、使用している電話番号がNTTアナログ電話の頃から利用しているのであれば、現在IP電話に変更している場合でも引き継ぎ可能です。ただし、IP電話(050)や例えばau光や他社コラボ光の契約時に固定電話の番号を新規で作っている人は、電話番号の引継ぎができない可能性があります。

6.3年間定期契約が必要になる

「おうちのでんわ」は3年の縛りです。でんわユニットは無料ではなく、16,740円(税込)を分割で支払います。毎月465円(税込)で36カ月間支払いの義務が生じます。契約している間は月月割で同額の値引きがされるので、使っていれば料金の心配はいりませんが、途中解約すると分割金の請求が残ります。

7.設置場所を選ぶ

「おうちのでんわ」のでんわユニットは電源アダプターと繋がります。コンセントが1つ必要になります。例外として、ソフトバンクAirと接続する場合は、Airから電源を引っ張ってこられるので、コンセントは必要なくなります。

また、コンセントの問題だけでなく、設置場所によっては電波が届かないこともあるため、最適な設置場所を探す必要があります。

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8.割引は同一契約者のみ

おうちのでんわを500円で利用出来るのは、ソフトバンクユーザーとYモバイルユーザーです。固定電話の名義が父で、ソフトバンクを利用していない場合、ソフトバンク契約者が家族にいても、500円にはなりません。

あくまで、固定電話の契約者と携帯電話の契約者は同一であることが条件となります。

「おうちのでんわ」お勧めパターン

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phone / Muffet

おうちのでんわのデメリットを挙げてきましたが、次に「おうちのでんわ」を引いたらいいのではというパターンが1つあります。それは普段使われない固定電話を設置している家庭です。

普段あまり使っていない固定電話に高い基本料(約2,000円)を払うのであれば、「おうちのでんわ」に切り替えるのはアリだと思います。もちろんデメリットを確認した上でとなりますが、固定電話契約名義がソフトバンクを利用していなくても、980円で基本料を抑えられます。

個人的には、アナログ電話を持っていて、安くなるなら契約で縛ってしまうのもアリだと思っています。

以前から、自宅に固定電話のみでインターネットを使わないような人にも、光回線を契約させることで「アナログ電話 → ひかり電話(IP電話)」に変更する勧誘があります。アナログ電話はIP電話になって通話料金が安くなるのは確かですが、光回線の料金が発生して、結局高くなってしまいます。

電話などでも勧誘があり、NTTを名乗る、料金が安くなるとしか説明しないなど、騙されて余計な通信費がかかってしまっているという問題で、解約には違約金もかかってしまいます。

※上記の契約方法は、2段階定額の基本料金でプロバイダなしの契約をすることで、基本料金は2,000円程度かかりますが、ひかり電話にすることで通話料金が下がり、結果的にはアナログ電話よりお得になる場合があります。

「おうちのでんわ」に変更してしまえば、勧誘による被害にあう確率は下がります。悪質詐欺予防の為に、敢えて先に変更してしまえば、固定電話の勧誘も防ぎやすくなります。

おうちのでんわ | インターネット | ソフトバンク

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