元ショップ店員だけが知ってるソフトバンクの説明書

ソフトバンクで働いていた私が賢くお得に利用する方法をお伝えしています。

ソフトバンクの2018最新スマホ全6機種をまとめてみた。

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そろそろスマホの動作も重くなってきたし、買い替えかなと思っているあなた、ちょっと待ってください。それなら、スマホの機種変更は最新モデル発表後がお勧めです。

当たり前に最新機種が購入できたほうが良いというのもありますが、最新機種発売に伴い、現行機種が値下げする可能性も高いです。ソフトバンクでも2018年夏モデルのAndroidスマホが発表されましたが、今回は6機種とやや多めです。

購入機種をショップで決めてもいいのですが、失敗したくなければ各機種の大まかな特徴位は抑えておきたい所です。今回は最新機種6機種を全て紹介します。

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機種選びのポイントについて

タイトルなし
タイトルなし / Marcin Wichary

元ショップ店員としては、6機種紹介しますといって、全部の機種をカタログに沿って一から細かく説明はしていきません。

店員はもちろん、お客様も疲れてしまう上に、逆にわかりにくくなってしまいます。それぞれの機種について、まずは下記の条件に当てはめた上で、機種独自の強みや特徴を抑えていきましょう。

  1. 高性能かミドルスペックか
  2. カメラは優秀か
  3. 画面サイズとベゼルレスかどうか

実際スマホ選びで相談する人の多くは、「それなりに安くて、問題なく動くならいいや」という人が多いです。そんな中で決め手となるのが上記3点であることが実際多いです。

高性能な機種は快適に動きますが値段も相応にかかります。

メールやちょっとした調べものができればいいやというのであれば、高性能である必要はないと思います。

料金を抑えたいならミドルスペックを選ぶのもありです。ただし、2年スパンではなくその後も長く使いたい人、ゆくゆくはSIMフリー化して低価格で使いたいのであれば、容量などを考えると高性能な機種の方がコスパは良くなります。

カメラが優秀かどうかは、人によってはっきり重要度がわかれます。

カメラ機能は絶対外せないという人もいれば、カメラが普通で値段が抑えられるならその方がいいという人もいます。実際、カメラは機種代金が高くなる要因となるため、カメラ機能を重視するか捨てるかで機種選びは大きく変わります。

大画面かコンパクトかについても重要視する人は多いですが、現在スマホは大型化の傾向にあります。

ただし、同じディスプレイサイズでもベゼルレス(ディスプレイ周りの余分なスペースが少ない)の方がコンパクトに感じるはずです。

また、GalaxyやiPhone Xなどのようにベゼルレスのタイプのスマホは現在主流になりつつあります。これだけベゼルレスが流行ると、買った後にベゼルが気になるという人も出てくるのではと予想しています(一昔前のスマホみたいと言われちゃったり)。

そこでまずは①~③を確認して、「この機種は自分にとって選択肢に入るかどうか」を確認してみましょう。その上で気になった製品の特長を抑えれば、機種の絞り込みもしやすくなるはずです。

Xperia XZ2は既存Xperiaユーザー向け

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  1. 高性能、順当進化
  2. 高画質、デュアルカメラ無しながら大事な瞬間を見逃さない先読み撮影
  3. 5.7インチだがベゼルがネック

現在、Xperiaを使っているというソフトバンクユーザーも多いのではないでしょうか?

「今、使っている機種と使い方が大きく変わるのは嫌だ」、「Xperiaで特に不満はない」というのであれば、Xperia XZ2はアリだと思います。

国産メーカーだけあって防水、フルセグ、おサイフケータイは全てついていますし、問題なくハイスペックモデルです。Xperiaで採用されているMotion Eyeカメラは、「スローモーション撮影」や「笑顔や動きを検知し画像を一時保存する先読み撮影」「被写体の動きを予測してフォーカスを合わせ続ける連射機能」がついています。「SNSに写真をアップするのが楽しみ」、「よく写真を撮るけれど取り逃しやタイミングのズレが多い」という人にもいいかもしれませんね。

ネックとなるのは値段でしょうか?

ハイスペックな最新機種となれば、値段もやっぱり高めです。ベゼルも狭くはなりましたが、最新ハイスペック機種と比べるとまだベゼルは広いですね。最新機種を頻繁に出すXperiaですが、新作ならではのワクワク感はあまりないと言うと厳しすぎでしょうか?

値段も抑えつつ高性能ということであれば、敢えて前作のXperia XZ1も視野にいれるというのも良いでしょう。

SONY:Xperia XZ2

2眼カメラと狭いベゼルのAQUOS R2は写真機能が大幅進化

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  1. 高性能、新機能も有り
  2. 2眼カメラが優秀、135°超広角カメラに動画撮影中AIが自動で写真を保存可能
  3. 上部ベゼルレスで6.0インチながらサイズはAQUOS Rとほとんど変わらず

AQUOS R発売から約1年、満を持して発表されたAQUOS R2ですが、6.0インチながらサイズはAQUOS Rとほとんど変わりません。

上部ベゼルが無くなった点、個人的には高評価ですが、M字ハゲという言葉でiPhone Xが叩かれているように、世間的に評価は低いのかもしれません。私はiPhone XのM字が全く気になりませんが・・・

大画面というのもいいのですが、AQUOS R2を語る上で欠かせないのがカメラ機能です。ハイスペック機種なのでもちろん高画質、フルセグ、防水、おサイフケータイ完備ですが、「進化」という言葉が当てはまるのは2眼カメラで間違いないと思います。

スマホでは、子供の動画を撮る人も多いと思いますが、「録画中にAIが写真を自動撮影してくれます」なんて、ちょっとワクワクしませんか?これって動画撮影のレンズを使っている間に標準レンズでパシャパシャ写真を撮ってくれるんです(手動でもできます)。例えば、子供の発表会なんて、写真よりも動画で保存したいというお母さんは多いと思います。 動画撮影中に写真も残しておいてくれれば、その写真を待ち受けにしたりSNSにアップしたりできますよね。

ちなみに我が家では、写真も動画も欲しいからと、スマホにデジカメにビデオカメラと、3台駆使して撮影する非効率夫婦ですが、動画撮影中に写真を撮ってくれるという手間のかからなさは本当に助かると思います。

また、SHARPと言えばIGZOディスプレイですが、ヌルサク度は25%向上、これは実際実機を触ってみて欲しいのですが、AQUOSシリーズのスクロールした時の指に吸い付く感じは、とても気持ちいいです。

ネックとなるのはXperia XZ2同様、値段でしょうか?

ハイスペックでカメラにも力を入れると、どうしても値段は高くなります。AQUOS R2とXperia XZ2の違いは、前機種発売のタイミングです。ミドルスペックであるAQUOS R compactを除外すると、1年越しの新機種発売です。AQUOS Rの機種代金は下がるでしょうけれど、1年前の機種というとちょっと選ぶのには抵抗があるのではないでしょうか?

そこそこハイスペックで安価ということであれば、Xperia XZ1の方がコスパ良さそうです。AQUOS Rは2017年7月発売の夏モデルですが、Xperia XZ1なら2017年11月発売の冬モデルです。

SHARP:AQUOS R2

これぞハイスペック、HUAWEI MATE 10 PROがとにかく高性能

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  1. 高性能、頭一つ出ている
  2. ダブルレンズ高画質、撮影した後にフォーカス変更が可能
  3. 狭いベゼルで6.0インチとワイドに使える

もうね、カタログだけ見ると「これしか選びようないじゃん」というようなHUAWEI MATE 10 PROです。

本体容量についてはXperia XZ2、AQUOS R2共に64GBなのに対して128GBもの容量があります。ある程度スマホを使いたい人にとって、64GBってちょっと悩む容量だと思います。 この容量についてはiPhoneユーザーがよく悩むのですが、iPhone 8やiPhone Xは64GBか256GBしかありません。256GBも必要ないと思うユーザーが多いみたいですが、64GBと言われると悩んでしまうんですよね。

大体の人が足りて、十分かなと落ち着くのが128GBなので、128GBという本体容量は「容量に対する選択の不安」を消してくれます。

「スマホがどれだけ安定してサクサク動くの?」という数字としてRAMがあります。

スマホやパソコンを擬人化した時によく「机の作業スペース」に例えられますが、要は「この人他に色々やっているけどまだサクサク動く?」という数字です。RAMが大きいとスマホは安定して動きます。

現在は3GBだと長く使うには厳しい感じがし、4GBなら十分かなというのが自分の見解ですが、HUAWEI MATE 10 PROのRAMは6GBです。 Xperia XZ2もAQUOS R2もRAMは4GBです。

基本性能だけ見るとHUAWEI MATE 10 PROの圧勝感が否めませんが、カメラ機能についても優秀です。

HUAWEI MATE 10 PROはダブルレンズを搭載しています。AIを搭載したインテリジェントカメラには1億枚の画像がインプットされています。大量のデータを基に、13種類の被写体及びシーンを自動で判別し、適した写真を撮ってくれます。また、レンズが2つある利点として一眼レフのような背景をぼかした写真が簡単に撮れます。

また、ワイドアパーチャという機能があり、撮影した後でフォーカスを変更できます。写真を撮った後でピントを合わせられるので複数の人が映っている写真でも好きな人にピントを合わせた写真が残せます。

さらに注目したいのが充電機能です。

現在のハイスペックスマホの欠点として充電速度があります。XperiaやAQUOSシリーズならフル充電に3時間近くかかりますが、HUAWEI MATE 10 PRO同梱の専用ACなら90分の急速充電が可能です。約20分の充電で丸一日使える急速充電なら、充電忘れの時も心強いですね。

個人的には押したい機種ですが、HUAWEI MATE 10 PROにも欠点はあります。防水はついていますが、日本仕様のおサイフケータイやテレビ機能はありません。また、SDが入らないので「データはSDで保存したい」という人には致命的ですね。

また、今回の2018年夏モデルについては5G対応機種も含まれています。ソフトバンクでは、6機種中2機種の下り最大通信速度を774Mbpsにしていくそうですが、この2機種は残念ながらHUAWEI MATE 10 PROではなく、Xperia XZ2とAQUOS R2の2機種です。

日本経済新聞:ドコモとKDDI、夏モデルの隠れた「売り」は高速通信

これが良いことなのかどうかは別として、ソフトバンクはSHARPやSONY、Appleは優遇しますがApple以外の外国メーカーには冷たい印象があります。

発売当時高性能だったHTC U11もあまり売れなかったようですし、Galaxyについては今回も発売はされませんでした。ともあれ、下り最大通信速度400Mbpsですが、どちらにせよそんな通信速度は出ませんし、5G開始は2020年が目途の予定で、かつ首都圏から整備になると思います。2年で機種変更すると考えればそれ程気にする必要はないかもしれません。

HUAWEI:HUAWEI MATE 10 PRO

HUAWEI nova lite 2はライトユーザー向きながらダブルレンズ採用

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  1. ミドルスペックながら意外と高性能
  2. ポートレートモード搭載だが1300万画素は低め
  3. 狭いベゼルで5.7インチと見やすい画面

HUAWEI MATE 10 PROの廉価版のような位置づけのHUAWEI nova lite 2は、スマホにあまりお金をかけたくないライトユーザーに向いています。

ROM32GB、RAM3GBなので、たくさんアプリを使いたい人やサクサク使いたいという人向けとは言えません。LINEや写真をある程度取れればいいというのであれば、問題はないでしょう。

ダブルレンズカメラを搭載しており、背景をぼかした写真も簡単に撮れ、美肌補正などが可能なポートレートモード搭載のインカメラで高画質の自撮りも楽しめます。ただ、高機能なカメラも画素数は低めです。メインカメラ1300万画素、自撮りカメラ800万画素だと、スマホで撮った写真をスマホで見る人、写真の画質にそれ程拘らない人なら許容範囲になると思います。

今回発売される6機種の中で、唯一防水が付いていない点、テレビもおサイフケータイもついていない点は、人によっては致命的ですね。

ただし、HUAWEI nova lite 2はSDカードが使えるほか、スマホ初心者でも簡単に操作できる「シンプルモード」を搭載しています。実は、初めてのスマホユーザーにもお勧めできる機種でもあります。

5.7インチという大画面は年配のユーザーでも見やすいと思いますし、シンプルモードならアイコンも大きく安心です。年配と聞くとシンプルスマホしか推さないショップ店員もいますが、シンプルスマホ4よりも大画面でありながら、実は薄くて軽い点も、人によっては魅力的に感じるかもしれません。

実機を触れるならば、背景をぼかした写真撮影は1度試してもらいたいです。簡単操作でプロのような写真が撮れるって、きっと楽しいと思います。もちろん年配でないユーザーでも問題はありませんし、デザインはハイスペック機種と変わらないので、初心者丸出しのデザインが嫌だという人も安心です。

HUAWEI:HUAWEI nova lite 2

シンプルスマホ4は音声検索ボタンが追加で使い道に幅が広がる

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  1. これ一台で電話もメールもテレビも写真も地図も全部カバー
  2. カメラに拘る人には向かない
  3. 5.0インチながら物理ボタンでサイズは割と大きめ

年配の人向けと言えばシンプルスマホ、今回で4作目となります。

昔のシンプルスマホは「LINEができない」、「アプリがとれない」といった悩みを持つユーザーもいましたが、現在のシンプルスマホ3やシンプルスマホ4はアプリも自由にダウンロードできます。他のスマホでできることは大体シンプルスマホ4でもできます。今回はシンプルスマホ4も含めて、全機種Android8.0搭載なので、シンプルスマホであっても最新のOSが付いています。

シンプルスマホと言えば、物理ボタンと防水機能に安心感を覚える方が多いです。

アイコンは大きめで見やすく、電話やメール、ホームボタンがあるので、良く使う機能の操作が分かりやすいのは安心できるでしょう。着信履歴があれば、通話ボタンが光って教えてくれます。今回はサイドに音声検索ボタン(マイクのマークがついています)がつきました。道案内をお願いしたい時などに、ボタンを押して音声で伝えられるので、操作に抵抗がある人にはありがたいですね。スマホの操作に不安がある人は使い道を限定してしまいがちですが、音声検索を駆使できれば使い方に幅が広がるかもしれません。

防水機能がついているのは、HUAWEI nova lite 2にはない安心感ですが、シンプルスマホ4には耐衝撃機能もついているので、物理的に壊さないか心配という人でも安心です。

ネックとなるのはやはり性能です。

一通りの機能は使えますが、RAM3GB、ROM32GBでは、たくさんのアプリを使うのには向きません。一見、HUAWEI nova lite 2と同じ数字ですが、処理速度を決めるCPUの性能には差があるので、自由にアプリをとってサクサク使うというイメージではなく、初めから入っている地図やインターネット、音声検索機能を使って色々できるようなイメージですね。

おサイフケータイは付いていませんが、ワンセグテレビやSDカードも使える他、画面を見続けることによる疲労感を軽減する「はっきりビュー」という機能もあります。

SHARP:シンプルスマホ4

DIGNO Jなら安価で頑丈、ただし機能は高くない

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  1. 性能は低めながら安価で丈夫
  2. 普通の写真でいいなら十分
  3. 5.0インチながらベゼルが広く大きめ

ソフトバンクから発売されているDIGNOシリーズは、防水だけでなく耐衝撃機能もついています。

性能は低めと言わざるを得ませんが、DIGNO Rという機種はLINEを撮ったら他に何もアプリが入らないという状況で泣いたユーザーも多かったようです。一応、今回は本体容量(ROM)32GBなので、シンプルスマホ4やHUAWEI nova lite 2並みにアプリをインストール可能です。

特に今回は耐衝撃に加えて「耐画面割れ」が追加されています。

普段、あまりスマホを使わないのに画面が割れて嫌だったという人、ライトユーザーならDIGNO Jは頑丈です。また、実はシンプルスマホのように使える「かんたんビギナーホーム」に対応しているので、大きなアイコンでシンプルに使うこともできます。

「スマホを使ってみたいけどよく落とすから不安」という人であれば、シンプルスマホよりもこちらの方がいいかもしれません。ディスプレイサイズは同じ5.0インチですがDIGNO Jの方が気持ち大きい代わりに薄いので、持ちやすいと思います。

カメラは画素数1300万ですが、背景をぼかす写真など、特別な機能はありません。「最低限使えればいい」、「料金をとにかく抑えたい」、「丈夫なスマホがいい」という人向けのスマホと言えそうです。

京セラ:DIGNO J

機種変更時には縛りや余計な売り込みにも注意

Pen and paper
Pen and paper / fschnell

6機種の特徴についてまとめましたが、今でもオンラインではなくショップで機種変更する人は多いです。

契約時には4年契約やタブレット3年契約、インターネットの切り替えなどを勧めてくることもあるでしょう。例えば、高価なハイスペック機種ならともかく、安価なDIGNOJ で4年分割の半額サポートを利用しても、料金は大して変わりません。料金が安くなるのは魅力ですが、現在は「SIMフリー化して自由に選べる時代」、「携帯会社の縛りが社会問題になっている時代」だと思います。

月額料金はもちろん重要ですが、契約内容についてもきちんと話を聞いたり調べたり、慎重に契約しましょう。どうしても、店頭だと不必要な商品やサービスなど余計な売り込みも多く、嫌に感じる方もいるでしょう。そんな方はオンラインがオススメです。