先日、ソフトバンクの50GBプランが評価できるのではという記事を挙げましたが、ソフトバンクがさらにすごいプランを出しました。ウルトラギガモンスター＋、動画SNS放題、等と呼ばれるプランですが、YouTubeやLINEなどが無制限で使えるなど、かなり魅力的なプランとなっているようです。
ただ、「ソフトバンクだから罠があるんじゃない？」「俺のiPhoneでもYouTube見放題にできるの？」「YouTubeで流れる広告動画は無制限じゃないの？」など、疑問点が先に沸いたのであれば、さすがソフトバンクユーザーだなぁと思います。
今回はギガモンスター＋について、聞いたり調べたりしてみたけれどよくわからなかったという人向けに、敢えてピンポイントで疑問解消に貢献できればと思います。
対象8アプリに限らず無制限で使える
動画SNS放題により、使い放題になるサービスが下記の8つです。
- YouTube
- AbemaTV
- TVer
- GYAO!
- Hulu
- LINE
- TikTok
動画SNS放題により、使い放題になるサービスが上記の8つですが、サイト内の一部は使い放題にならないのもあります。しかし、この辺は気にする必要はありません。
例えば、YouTubeなら動画間に流れる広告、LINEなら音声通話やビデオ通話が使い放題の対象外になりますが、そのような心配は当面必要ないので「使い放題」という認識で大丈夫です。
ウルトラギガモンスター＋が始まる2018年9月6日から、ギガ使い放題キャンペーンも始まります。このキャンペーンが適用されることで全てのアプリ、サービスにかかるデータ通信量が使い放題なので、例えばNetflixも通信無制限で見放題です。
ギガ使い放題キャンペーンは2019年10月の10日、20日、30日、それぞれ請求締め日までキャンペーンで無制限で使えます。動画SNS放題は、2019年10月以降の話と考えて差し支えないので、ソフトバンクユーザーならばインターネットが全て使い放題となります。
また新規やMNP優遇なのか？
今回のウルトラギガモンスター＋は、新規やMNPだけでなく、既存ソフトバンクユーザーの機種変更も対象となります。新作iPhoneの話題も上ってきていますが、新作iPhoneへの機種変更でもウルトラギガモンスター＋は申し込みが可能の可能性が非常に高いです。
当面機種変更の予定がないソフトバンクユーザーはまだ、ウルトラギガモンスター＋へのプラン変更はできませんが、11月を目途にプラン変更も可能になる予定です。
結局どれ位安いの？4割安いの？
菅官房長官が携帯料金は4割値下げの余地があると発言をしてからの新プラン発表だったので、どうしても関連性は気になるかもしれません。 しかし、今回の新プランは新作iPhone発売を踏まえてのキャンペーンではないかと自分は考えています。
3,980円で無制限と言われるとすごくお得に見えますが、各種キャンペーン適用時の値段となります。そこで、まずは各種キャンペーンとやらを除いた前提で、金額について解説します。
従来のギガモンスター
- スマ放題ライト：1,700円
- Web使用料：300円
- 50GBプラン：7,000円
- 合計：9,000円
ウルトラギガモンスター＋
- 通話基本プラン：1,200円
- Web使用料：300円
- 50GB+プラン：5,980円
- 合計：7,480円
次に、各種キャンペーン、家族割やおうち割を組み入れた料金で比較していきます。
従来のギガモンスター
- スマ放題ライト：1,700円
- Web使用料：300円
- 50GBプラン：7,000円
- おうち割：-1,000円
- 家族割(4人)：-2,000円
- 合計：6,000円
ウルトラギガモンスター＋
- 通話基本プラン：1,200円
- Web使用料：300円
- 50GB+プラン：5,980円
- おうち割：-1,000円
- 家族割(4人)：-2,000円
- 1年おトク割：-1,000円(1年間)
- 合計：3,480円
キャンペーンありきで考えると、何とか4割引きとなっているようです。
通話基本プランとは何か？
新しいウルトラギガモンスター＋の加入には、通話基本プラン加入が必須となるので、スマ放題ライトやスマ放題プランからは切り替えが必要となります。
通話基本プランの料金は月額1,200円で、スマ放題プラン同様、別途Web使用料300円がかかります。現在、公式サイトではWeb使用料300円を基本料に組み込むのが主流のようなので、こちらもWeb使用料は基本料に組み込んでしまいます。
- 通話基本プラン：1,500円
- スマ放題ライト：2,000円
- スマ放題：3,000円
ところで通話基本プランでの通話料についてですが、30秒20円かかります。
ライトプランのように5分以内無料だったり、ホワイトプランのようにソフトバンクへの通話が無料だったりという特典はなく、単純に通話を掛けた分だけ通話料がかかります。ただし、準定額オプション、定額オプションに加入すれば、5分以内無料、通話無料にグレードアップできます。
1回5分以内の国内通話無料にする場合
- 通話基本プラン：1,500円
- 準定額オプション：500円
- 合計：2,000円(金額内容共にスマ放題ライトと同等)
24時間国内通話無料にする場合
- 通話基本プラン：2,000円
- 定額オプション：1,500円
- 合計：3,000円(金額内容共にスマ放題と同等)
オプション加入で従来のプラント同等のものに引き継げるので、実質的にはオプション無しの通話基本プランという選択肢が増えているような感じです。
月月割が無くなるという話について
今回の新料金プランには月月割が付きません。
端末代金は満額支払う必要があるので、上記プラン料金に端末代金が乗っかります。月月割がなくなることで端末代金の負担は跳ね上がりますが、当面は月月割を含めた旧プランも並行して継続する予定だそうです。
あまり気にしない人も多いかもしれませんが、今はiPhoneのように10万円を超える端末もあり、2年分割でも毎月4,000円以上かかる可能性もあります。また、一方でAndroid OneシリーズやDIGNOシリーズのように、端末代金が安価で、3万円程度で手に入るものもあります。
契約時にどの端末を選ぶのかによっても、月額料金に大きな差が出てきます。
プラン変更時の月月割について
11月～はプラン変更でのウルトラギガモンスター＋の加入もできるようになる予定ですが、新プランでは月月割のサポートが付きません。
従来のプランで月月割が付いていた人がウルトラギガモンスター＋に加入すると、今までついていた月月割はどうなるのでしょうか？これについては、新プランに加入すると、現行機種でついていた月月割はなくなってしまいます。
また、一括購入割引で機種を購入したため、分割が残っていないという人もいると思います。
一括購入割引で機種を購入していて、まだ2年経っていない場合、ウルトラギガモンスター＋に加入すると短期契約解除料が発生します。一括購入割引の短期違約金は購入時期、使用年数、機種などによって変わるので、確認したい人はソフトバンクへ直接問い合わせてみるのがよいでしょう。
複雑なプランならなんか裏技はないの？
今回のプランは、「①端末代金とプラン料金を分離した」、「②通信の使い放題を実現した」という2つの意味で画期的と言えます。
それだけに、料金プランについての規約はちょっと複雑で、こんな使い方、こんな契約の仕方という裏ワザもちょっとあります。次回はウルトラギガモンスター＋を利用しての裏技やマニアックな知識についての話の予定です。
新規契約や機種変更をするなら、店頭よりもオンラインショップのほうが、頭金（相場5,000円～10,000円）がかからないため、安く購入することができます。
公式：ドコモオンラインショップ
