新作のiPhone発売によって、毎度騒がれるようになったのが分割契約の審査落ちです。
ちなみに審査落ちとはちょっと違いますが、結婚している女性がソフトバンクのiPhoneに機種変更にいくと、「ご主人の年収と来店が必要です」と言われることがあります。
「たかだか機種変更の為に何で夫を連れてこなくちゃいけないの?」と思うかもしれませんが、これは分割の審査が関係しています。今回は「支払可能見込額調査」についての話です。
分割審査に支払可能見込額調査が必要な条件
iPhoneだけでなくAndroidについてもそうなのですが、10万円を超える分割契約を結ぶ時には「支払可能見込額調査」が必要となります。
これは割賦販売法によって定められている話なので、ソフトバンクだけでなくauやドコモでも同じです。iPhoneが10万円未満に納まっていれば、支払可能見込額調査は必要ありません。
年収や世帯人数を聞かれる理由
「支払可能見込額調査」という名前から、何となく年収を聞かれるのは予想できると思います。実際ソフトバンク窓口では、年収の他に世帯人数、家賃や住宅ロ―ンの支払いの有無、毎月のローン債務も聞かれます。
これで何を調べているのかというと、「世帯人数と年収から家賃の支払いを差し引いて、どの位のローン支払いなら可能か」を調べています。具体的な内情の数字は公表されていませんが、例えば大家族だけれど年収が低いと、ローンにお金を使う余裕はないと判断されてしまいます。
専業主婦やパートの主婦は審査に通らない!?
自分自身に収入のない専業主婦やパート勤めの場合、支払可能見込額調査で審査に引っかかってしまう可能性が高いです。
専業主婦は収入がないのでもちろんですが、パート収入でも世帯人数で引っかかってしまうでしょう。必要な年収は公表されていませんが、フルタイムで働いて得られる収入位はないと、ローン支払いの余裕なしと判断され、審査が通りません。ただし、世帯収入を申告すれば、主婦でもiPhoneの分割審査に通るようになります。
それが、機種変更時に夫を連れて来いと言われる理由です。
夫の収入を合算する
夫の収入を自分の収入と併せて申告し、世帯収入で支払可能見込額調査の審査を通すことができます。収入の申告は実際に収入を得ている夫が行う必要があります。聞かれるのは夫の年収と毎月のローン債務です。
夫がブラックリストに入っている、すでに多額のローンを抱えている、過去に金融事故を起こしている・・・などの問題がなければ、収入合算で審査は通る可能性が高いです。
夫が来店できない場合
「夫と一緒に来てくださいと言われても仕事が忙しいから」という人も多いです。実際は必ず夫の来店が必要なわけではなく、電話や同意書でも対応は可能です。
ただ、同意書は今のところインターネットでのダウンロードページがないため、結局店に足を運んで同意書を取ってこなければなりません。持って帰って記入してもらえば、夫の来店や架電確認は不要です。しかし、記入漏れや間違いがあると、何度でも書き直しになるので個人的にはあまりお勧めはしません。
簡単なのは、店頭で夫に電話をして電話口で同意を得る方法です。夫に電話が繋がれば、夫が来店をする必要も書類に記入してもらう必要もありません。
もし、専業主婦やパート勤めの方が10万円を超えるiPhoneへ機種変更したいなら、夫と一緒に来店するか、電話が繋がる時に来店するのがよいでしょう。
まぁ、そもそもの話しですが「オンラインショップ」で購入すれば、わざわざ来店する必要はありませんね。
新規契約や機種変更をするなら、店頭よりもオンラインショップのほうが、頭金(相場5,000円~10,000円)がかからないため、安く購入することができます。
公式:ドコモオンラインショップ