2019年6月、ついに携帯大手3社は分離プランになりました。単純に言うと、料金プランは値下げ(?)した代わりに端末代金の割引きがなくなりました。
一昔前までは、最新のiPhoneに変えても月額料金が変わらないこともありましたが、今後10万円もするiPhoneに機種変更しようとすると、端末代金の負担が大きくなります。
そうなると本体価格が安いスマホに人気が集中すると思うんですが、安いスマホって性能が心配になりませんか?今回はミドルスペックの「Google Pixel 3a」が本当にお勧めだよというお話です。
Google Pixel 3aのスペック
「Google Pixel 3a」は、Pixel 3の廉価版という位置付けですが、価格は半額程度まで落ちていながら十分すぎる位のスペックは維持しています。
Pixel3aスペック
- カラー:Just Black、Clearly、White
- サイズ:151.3 mm x 70.1 mm x 8.2 mm
- 質量:147g
- CPU:Qualcomm Snapdragon 670
- RAM:4 GB
- ROM:64 GB
- ディスプレイ:5.6 インチ
- アウトカメラ:1220万画素
- インカメラ:800万画素
- 防水/防塵:防滴対応/ 対応
- ワンセグ/フルセグ:非対応/非対応
そもそもPixelシリーズのスマホは、Google純正のスマホです。AndroidのOSもGoogleが提供しているものなので、相性は抜群です。
スマホのスペックは頭打ち
そもそも、現在のハイスペックスマホはすでに性能が高すぎて、せっかく高いお金を払って購入したのにその恩恵を実感しにくい状況です。
iPhoneに例えるなら、約2年前の2017年に発売されたiPhone 8が売れ筋になっている状況ですし、格安SIM系で売れているiPhone 6sやiPhone 7などはそれぞれ2015年9月、2016年9月に発売された機種です。しかも、それらの機種が現役でストレスなく使えるという状況です。
もちろん、ミドルスペックのスマホや型落ちのスマホでも、電話やメール、地図、動画、SNSを使うのには支障がありません。ハイスペックスマホが効果を発揮するのは、主に2つの場面です。それは写真とゲームです。
ミドルスペックのスマホでも写真を撮ったりゲームをしたりはもちろんできます。ただし、処理の重いゲームや高画質な写真を求めると、物足りなくなるでしょう。逆に言えばミドルスペックや型落ちのスマホでも、普通のゲームや普通の写真なら十分に楽しめるということでもあります。
Pixel 3aは低価格なのにハイスペックカメラ
Pixel3aの人気の理由の1つにカメラ機能があります。
特に暗い所でもしっかりと被写体を捉えた写真が撮れるので、Pixel 3aならカメラ機能でのストレスがないといっても過言ではありません。
廉価版なのにカメラ機能がいいというのも当たり前で、Pixel 3aはPixel 3と同じカメラを使用しています。10万円クラスのハイエンド機種と同等のカメラ機能が備わっていて値段は半額程度だから、Pixel 3aは話題になっているのです。
Pixel 3aとPixel 3と比べて劣っているところとは
半額程度という値段設定であれば、廉価版のPixel 3aにも当然、Pixel 3と比べて劣っている点もあります。
CPU
Pixel3で使っているCPUはSnapdragon 845ですが、Pixel 3aではSnapdragon 670が採用されています。ざっくりいうと一昔前の性能なので、iPhoneでいうとiPhone 7やiPhone 8程度の性能という感じです。
Qi規格非対応
Pixel 3aはQiに対応していないので、ワイヤレス充電には対応していません。その代りイヤホンジャックは搭載されているので、そこはセールスポイントになります。
内蔵ストレージ(ROM)
Pixel 3のROMは64GBと128GBの2種類ありますが、Pixel 3aは64GBのみとなります。ROMが大きいほど、たくさんのデータを本体に保存できますが、PixelシリーズにはGoogleフォトというアプリが標準装備されているので、写真や動画のデータは無制限で保存できます。
音楽を大量に保存する、高負荷なゲームをたくさんインストールするという使い方をしなければ、64GBでも支障はないでしょう。
これらの性能の違いを比べてみて、Pixel 3の方がいいという人もいますが、半額という値段提示をされてしまうと、大部分の人にとってはPixel 3aで十分かなと感じてしまうのではないでしょうか?
iPhoneからの機種変更に向いている
Pixel 3aという機種は、実はiPhoneユーザーが切替えるのにも向いていたりします。
iPhoneとは何とも不思議な機種で、本体価格が高額なのに安ければなんでもいいやという層が所有している機種でもあります。安ければ、という層がiPhoneを持っているのも不思議に思うかもしれませんが、それはdocomoやau、ソフトバンクがiPhoneを優遇して、積極的に値引きを行ってきたという背景があります。
現在は分離プランの影響で、高額なiPhoneの割引サポートがなくなってしまいました。そのため、今までなんとなくiPhoneを使っていたけれど機種変更しようとしたら価格が高額過ぎて驚いた、という人も増えてきています。
Pixel3aがiPhoneからの機種変更に向いている理由もいくつかあります。
型落ちでもiPhoneは高い
iPhoneと言えば、最近発売された廉価版のiPhone XRがあまりにも高額で、購入検討ユーザーの度肝を抜いたことは記憶に新しいです。
ソフトバンク版のiPhone XRは64GBでも10万円を超え、全然おトク感がありませんでした。安ければという層にとって、もうiPhoneの需要はなくなっているというのは事実です。
iPhone超えと言われる写真性能
ライトユーザーでもSNSを行う時代、カメラ機能は妥協したくないという層は今後も多いと思います。
写真が綺麗に撮れるからという理由でiPhoneを使っている女性ユーザーも多いですが、じゃあ10万円以上スマホに払えるかと言われると悩んでしまうのではないでしょうか?Pixel 3やPixel 3aの写真の出来はiPhone以上と言われている位です。
CPUとかは求めないから半額でiPhone以上のカメラ機能があればと思うなら、正にPixel 3aはうってつけだと思います。
iPhoneの高機能に慣れたユーザーも満足できる
カメラ機能が高く、サクサク動くのに価格はミドルスペック、これって現在スマホユーザーが求めている理想的なスマホの1つだと思います。
もちろん、カメラ機能すらいらないというのであれば、もっと低価格のスマホに走ればいいと思います。しかし、元々カメラ機能や操作性に優れたiPhoneに慣れているライトユーザーからしたら、低価格なAndroidスマホに変えると、思いもよらぬストレスにさらされる可能性もあります。
今まで当たり前だったサクサク感、写真の質を見るたびに、ガッカリするような機種変更ってしたくないと思います。iPhoneユーザーがAndroidに変更する時は、ある程度の質を保ったスマホでないと後悔するという可能性が高いです。
Pixel 3aなら低価格ながら、iPhoneからの移行ユーザーも納得できる性能を所有しているので、スペック落ちによるストレスのリスクは少ないでしょう。
iPhoneからPixel 3aへのデータ移行は簡単
Pixel 3やPixel 3aにはクイックスイッチアダプターが付属されています。
iPhoneや他のAndroidスマホと直接接続できるので、データ移行はとても簡単です。電話帳や写真などはもちろん、OSが違っていても共通の無料アプリならばPixel 3aへの移行が可能です。
Pixel 3aをどこで買うべきか?
Pixel 3aは価格重視で、それでいて快適に使いたいというユーザーにピッタリのスマホですが、購入先はキャリアだけではありません。 現在のところ、取り扱い先はソフトバンクとドコモですが、Google Storeでも購入ができます。 しかも、それぞれ値段が違うので、どこで買うかという選択も重要です。
Pixel3aの本体価格
- ドコモ:46,656円
- ソフトバンク:57,120円
- Google Store:48,600円
ソフトバンクだけは何故か高額ですが、だからソフトバンクは駄目だというわけでもありません。それぞれのメリットとデメリットも見ていきましょう。
ドコモのメリットは、本体価格が安いところです。店頭で購入する場合は、頭金がかかりますし、店頭待ち時間が長すぎるというのもデメリットでしょう。
ソフトバンクは、48回分割で半額サポートを使えば実質半額で購入できます。MNPならさらに値引きやキャッシュバックも期待できます。しかし、本体価格がそもそも高いのはデメリットです。
Google Storeは、本体価格が安く、どのキャリアでも使えるのがメリットです。しかし、分割や割引サポートがないのはデメリットですね。
ドコモユーザーであれば本体価格が安いですし、ドコモのオンラインショップなら頭金も待ち時間もありません。また、ソフトバンクのオンラインショップで自宅受取を選択した場合、頭金もなし、しかも最大2万円の商品券が貰えるキャンペーンを実施しています。