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docomo withも継続できる!ドコモの「スマホおかえしプログラム」は3年分割でやさしい。

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2019年5月16日のドコモによる2019夏新サービス・新商品発表会にて、新しいサービスが発表されました。

中でも「スマホおかえしプログラム」がちょっと驚きでしたね。

ざっくりと説明すると、スマホを購入するときに3年間で分割を組んで、2年後に端末をドコモに返却すると、最大12カ月分の残債が免除になるというものです。てっきり4年分割でいくと思っていたのですが、ソフトバンクやauとちょっとだけ差別化していますね。

「スマホおかえしプログラム」を肯定的に見てくれる意見は少数派だと思いますが、敢えて今回はスマホおかえしプログラムがauやソフトバンクよりも優れている点について考えてみました。

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大手キャリアによる3大リース契約

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個人的に3大リース契約と命名したい、端末サポートをまとめてみました。

  • ドコモ:スマホおかえしプログラム
  • au:アップグレードプログラム
  • ソフトバンク:半額サポート

3社共に共通しているのは、24回より長い分割にして月額料金を抑えている点と、端末を返却することで残債を免除するという点です。

なぜ、これをリース契約と銘打たないのか、あくまで「購入」という言葉にこだわるのかは謎ですが、これでドコモを含めた3社とも、端末の割引サポートが終了してしまいました。

ドコモは一番後追いでリース契約を発表しましたが、36回払いである点、返却後はドコモを解約しても残債が免除になる点が違います。

36回払いだとオトク額が少ない!?

3社の中でドコモのみ36回分割です。残債免除は最大12カ月分なので、33%まで残債が免除になります。auやソフトバンクは48回払いで24回分まで免除なので、最大半額分までの残債が免除になります。

ちなみに3社とも、2年以降も端末を使い続けた場合、免除される分割が減っていくだけです。

例えば、スマホおかえしプログラムで30カ月分割支払金を払った時点で端末を返却した場合、免除となるのは6カ月分のみとなります。そのため、2年ピッタリで機種変更するのが一番おトク感は大きくなります。

最大33%分の残債免除であるドコモは、最大半額免除のauやソフトバンクと比べるとお得額が小さいリース契約となります。36回払いなので48回払いと比べると、月額当たりの負担額も大きくなりますね。

試しに、本体108,000円のスマホを契約した場合の分割支払金を計算してみました。

  • 36回払い:3,000円
  • 48回払い:2,250円

どのリース契約も2年後には機種を返却して機種変更すれば、残りの残債は免除になります。月額当たりの差額は750円なので、2年間で18,000円変わってきますね。

縛りはドコモが一番やさしい

お得額だけで見るとドコモが損なように思えますが、その代わり縛りはドコモが優しいという結果になります。

1例として、本体108,000円のスマホをスマホおかえしプログラムや半額サポートなどで購入した場合を考えてみます。

  • スマホおかえしプログラム:36回分割(月額3,000円)
  • アップグレードプログラム:48回分割(月額2,250円)
  • 半額サポート:48回分割(月額2,250円)

当たり前ですが、36回分割のドコモが一番、月額の負担が大きくなります。それでは、2年分の支払いが終わった時点での残債を見てみましょう。

  • スマホおかえしプログラム:3,000円×12回(残債36,000円)
  • アップグレードプログラム:2,250円×24回(残債54,000円)
  • 半額サポート:2,250円×24回(月額54,000円)

機種を返却すれば残債の支払いは免除されるので、一見残債がいくらであろうと関係がないと思うでしょうか?

もし、端末を紛失したら?

引越し先でキャリアの電波が入らず、キャリアを変更しないとスマホが使えないとしたら?

使っているスマホメーカーがたキャリアでしか取り扱いをしていないとしたら?

ついにキャリアのプラン料金が1万円を超え、格安が980円で持てるとしたら?

2年経った時点での残債はお得額という見方もできますが、縛りという見方もできます。この残債は、条件を満たさなければそのまま自分に降りかかってくる負債になりえるという視点は持つべきだと思います。

ドコモの場合、月額料金の負担は大きくなる代わりに、2年経った時点で残債は33%程度になります。

しかもプランの縛りも端末購入の縛りもないので、他社に移りたければ端末を返却して残債を整理して乗り換えられます。また、3年分割という期間も丁度いいと思います。

そのまま機種を使いたいという場合でも、あと1年残債を払えば機種は自分のものです。auやソフトバンクだと、2年経った時点からさらに2年間の分割が残りますが、これだとかなり長く感じますよね。

本当にドコモが高いのか

ここまで見ると、月額料金や割引額だけでみればドコモが一番損に見えるかもしれません。では、実際はどうなのか例を挙げて試算してみました。

「Xperia 1」を例に、分割支払金を比較してみます。

  • ドコモ:103,032円(2,862円×36回)
  • ソフトバンク:136,320円(2,840円×48ヵ月)
  • au:112,320円(2,340円×48回)

36回払いのドコモのほうが高いのですが、ソフトバンクと比べると月額当たりの料金はたった22円しか変わりません。auのアップグレードプログラムは、月額390円のオプション料がかかりますので合計2,730円ですので差額は132円です。

見ての通り、3年分割だと言ってもソフトバンクよりもドコモの方が安価に設定しているケースは意外と多いので、最大半額だからといってそれ程月額料金に差が出ないケースもあるのです。

なぜドコモだけ36回分割なのか

実際にドコモが損に見えるかもしれませんが、詳しく見てみると縛りの面でも優遇されていて、端末価格も抑えているドコモが実はお得なケースもありました。

ところで、なぜドコモは他社に追随せずに36回分割なのでしょうか?これはおそらく総務省への配慮でしょう。そもそも48回払いの4年縛りは不当に消費者を縛り付けるという理由で総務省から詰め寄られていました

そこで、ドコモは分割を3年間に縮めることで配慮したのだと思われます。

ちなみに「スマホおかえしプログラム」は、スマホを返却せずに3年間分割を支払うという利用も可能です。同じスマホを長く使うのであれば、3年分割で無理なく端末代金を支払うという選択肢もありだと思います。

ドコモ:スマホおかえしプログラム

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