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ソフトバンクから「android one S3」が発売したけどandroid oneって何?

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Androidスマホと言えば、SHARPのAQUOS、SONYのXperia、京セラのDIGNO辺りが有名でしょうか?サムスンのGALAXYもありますが、最新モデルはソフトバンクでは出ていません。

2018年1月26日より、ソフトバンクから「android one S3」が発売されましたが、ソフトバンクユーザーにはあまりなじみがないかもしれません。しかし、「android one」のシリーズは今回が初めてではなく、他社では普通に販売されているシリーズです。

そこで、ソフトバンクでの「android one」の特徴やメリットを紹介します。また、あまりスマホを使わないライトユーザー向けに、現在のスマホ料金を機種変更で安くする裏ワザも紹介します。

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android oneとは何なのか?

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android oneを一言でいうなら、Google仕様のシンプルなスマホです。

ちょっと難しい話になりますが、Androidスマホの場合、アプリを取ったりマップを開いたりのOS部分はGoogleが作成しています。パソコンで言うとwindowsに当たる部分です。一方で本体やカメラレンズ、CPUなどはメーカーが作成しています。パソコンで言うと富士通やLenovo、DELLなどですね。AQUOSもXperiaはSHARPやSONYが作っていますが、OSはどちらもGoogle(グーグル)です。

ただし、android oneの場合、従来のソフトバンクスマホと比べて、初めから入っているアプリが1/3程度しかありません。「android one S3」はSHARPのスマホですが、SHARP独自機能のエモパーなどが入っていません。

そもそも、android oneのシリーズが出たきっかけが、低価格で性能も保証されたスマホの提供です。スマホも高いものだと10万円を超えてしまいます。しかし、低価格なスマホだとアプリが入らない、アップデートが古くて快適に使えないという問題があります。そこで、価格を抑えつつも機能をシンプルに絞り、アップデートも保証して快適に使えるスマホの開発に乗り出したのがGoogleでした。

日本ではYモバイルがandroid oneのシリーズを実際に販売していますが、ソフトバンクでも初めて「android one S3」が発売されました。

android oneのメリットは何か?

Calculator and Money
Calculator and Money / Images_of_Money

android oneのメリットを簡単にまとめてみました。

  1. プリインアプリがないのでサクサクかつ容量に余裕がある
  2. シンプルなホーム画面なので簡単
  3. 最新のOSでかつアップデートが保証されている
  4. 低価格でコスパが高い

①シンプルなのでサクサクかつ容量に余裕がある

メーカー主体のスマホの場合、様々なアプリが入っているので、本体容量が重要になります。

例えば、本体容量(ROM)8GBのスマホの場合、OSに加えて初めから入っているアプリがあるため、実際に入れられるアプリなどの容量が4GB程度しか入らないという事もあります。無駄なアプリがなければ本体容量を有効に使えますし、動きにも余裕があります。自分に必要なアプリだけ入れたい人にとって、シンプルって非常に重要なんです。

②シンプルなホーム画面なので簡単

無駄なアプリがないという事は、それだけホーム画面がスッキリしています。これは個人的な意見ですが、スマホに詳しくない人にとっては、初見からアプリがたっぷり入っているスマホは、より複雑で難しそうに見えるものだと思います。

ただし、シンプルながらにandroid oneは「顧客に最高のAndroid体験を」というのがキャッチコピーです。検索機能に定評があるGoogle検索、Googleマップ、YouTube、Googleフォト(自動バックアップ付きのアルバムという理解で大丈夫です)などは初めから入っています。

スマホに苦手意識がある人ならば、メーカー機能のごり押しよりも安心して使えるかなと思います。

③最新のOSでかつアップデートが保証されている

コアな利用者にとっては、OSアップデートは重要です。

ドコモ、au、ソフトバンク、それぞれでXperiaなどのスマホが提供されています。あまり知られていないかもしれませんが、ソフトバンクが一番OSアップデートを行ないません。android oneシリーズでは、最新ソフトウェアでの提供と、アップデートが保証されています。もちろん永年ではありませんが、「android one S3」の場合、最新OSであるAndroid 8.0の提供と24カ月以内の1回以上のアップデートが保証されています。

長く使う場合、Androidバージョンが古すぎると、OSが古すぎてアプリが取れない(対応していない)場合があります。

④低価格でコスパが高い

android oneはシンプル設計なため、ROMやRAMなどの性能の割に低下価格という特徴もあります。

つまり、性能が高いのに価格が低いのです。低価格なスマホは他にもありますが、価格が低い分処理速度が遅い、データ容量が少ないというデメリットもあります。これは、スマホをあまり使わないというライト層にも重要な問題です。あまり使わないのにプリインアプリが多いせいでフリーズする、容量が少なすぎてアプリがインストールできない、そういった問題にも今後対処する必要があるかもしれないからです。

android oneのデメリットは何か?

2014 US Open (Tennis) - Tournament
2014 US Open (Tennis) - Tournament / Steven Pisano

私自身、ソフトバンクからのandroid one発売は利用者にとって有利な話だと思っているので、メリットを見ると「android one S3」が魅力的に見えるかもしれません。しかし、低価格で性能が高いという説明だと、メリットばかりに見えてしまうかもしれません。

もちろんandroid oneにもデメリットがあるので、こちらもまとめてみました。

  1. カメラ性能
  2. あると思っていた機能がない
  3. 本体デザイン
  4. 分割だと言うほど安くない

①カメラ性能

高額でハイスペックなスマホが力を入れているのがカメラ機能です。android oneのカメラ機能が特に劣っているわけではないのですが、やはり高額スマホと比べると見劣りします。

カメラについては、「とにかく高画質じゃないと嫌だ」「自撮りカメラも妥協したくない」「SNSに挙げるからカメラ機能重視」という人は慎重に選ぶべきだと思います。

②あると思っていた機能がない

シンプル仕様であるがゆえに、あると思っていた機能がないという点には注意が必要です。

S3に関していえば、防水機能は実装されています。ただし、TVとおサイフケータイはついていません。自分が重要視している機能については確認しておいた方がいいですね。

③本体デザイン

Xperiaはフォルムや素材にもこだわりをもって作成されています。

デザインは好き嫌いがありますが、高額なスマホはやはり高級感があります。「android one S3」の素材に高級感があるかというと、正直ないと思います。ただ、デザインがダサいというわけではありません。現在の一般的なスマホのデザインという感じなので、ガラスボディなどの材質にこだわりがなければ問題はないと思います。

④分割だと言うほど安くない

android oneの魅力の1つがコスパです。

本体価格が安いので一見安く契約できそうですが、ソフトバンクやau、ドコモでは、端末の割引サポートがあります。高額なスマホなら割引サポートも増えるので、毎月の料金に言うほどの差額は生じません。ショップで見積もりを出してもらう場合、ハイスペック機種との比較もしてみることをお勧めします。

Android:android one

機種変更の裏技とは

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本体価格30,720円でRAM3GB、ROM32GBはかなりコスパが高いです。しかし、分割審査落ちなどで一括でしか買えない場合を除けば、性能が高いとはいえ月月割も少ないので、格段に月額料金が下がるわけではありません。

ただし、「android one S3」への機種変更で月額料金が一気に下がる裏ワザがあります。それが「ワンキュッパ割」を使っての機種変更です。あまりスマホを使っていない人の月額料金の一例を挙げてみます。

  • スマ放題:3000円
  • 2GBプラン:3500円
  • 月額料金:6500円

ほとんど使わない人でも6,500円毎月払います。こういうプランで使っている人って意外と多いと思います。2GBプランだとライトプランが適用できないので、「これ以上安くなりません」とショップでも言われるのではないでしょうか?

「ワンキュッパ割」とは、1GBプランで月月割のサポートがない代わりに、1年間1,980円で運用できるプランです。実際利用者は少ないと思いますが、その理由が端末代金の割引がない点にあります。例えば、iPhoneなら毎月4,000円程度の月額料金が上乗せされるので、お得感がないんですね。

しかしワンキュッパ割は1/17よりandroidスマホも対象に追加されました。

ソフトバンク:ワンキュッパ割

  • スマ放題ライト:2,000円
  • 1GBプラン:2,900円
  • ワンキュッパ割:-2,420円
  • 月額料金:2,480円

2年目以降は1,000円上がりますが、それでも3,480円です。ライトユーザーなのに6,500円払っているのが馬鹿らしくなりますよね。

ちなみに、「ワンキュッパ割」では月月割が適用されないため、端末代金が満額請求になります。それが、ワンキュッパ割利用者が少ないであろう理由になりますが、本体価格の安い「android one S3」の場合どうでしょうか?

本体代金30,720円なので、2年分割で月々1,280円の負担になります。そうです、ハイスペックスマホと違って、月月割がなくてもそれ程の支障はないのです。では、現在スマホを使っている人が「ワンキュッパ割」を使って機種変更した時の月額料金を出してみます。

  • スマ放題ライト:2000円
  • 1GBプラン:2900円
  • ワンキュッパ割:-2420円
  • 分割支払金:1280円
  • 月額料金:3760円

そのまま使っているよりも半額近い料金で機種変更できます。1年経過後は1,000円上がりますが、2年経過後は分割の支払いが終わります。OSアップデートも保証されている端末なので、2年後も安く使えると考えると魅力的ではないでしょうか?

例えば、スマホを使いこなせていないお父さんやお母さんなどにとって、使わないのに高い、MVNOは敷居が高い、という状況なら、ワンキュッパ割の「android one S3」に機種変更することで、無駄な通信費を大幅に抑えられると思います。無駄に携帯料金掛かっていてもったいないなという家族がいれば、お勧めしてもいいと思います。

もちろん、普通に自分が購入したいという人にもお勧めですよ。

SHARP:android one S3